Premiere Proカット編集の流れ|初心者用に起動から基礎を解説

Premiere Proカット編集

坂田
今回は、Premiere Proのカット編集の流れを起動から書き出しまで、初心者向けにざっくり説明します。
にゃんこ
どうぞ、リラックスしてご覧ください。
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Premiere Proを起動し新規プロジェクトを立ち上げる

にゃんこ
まずは、Premiere Proを起動させます。
Premiere Proの起動画面

坂田
このような画面が出るので、新しく始める場合は『新規プロジェクト』を選択します。

作業途中のプログラムがあって、途中からその続きにとりかかりたい場合は『プロジェクトを開く』を選ぶか、『最近使用したもの』から選んでください。

新規プロジェクト
にゃんこ
新規プロジェクトの設定画面です。

『名前』の項目はプロジェクト名です。名称未設定とありますので、わかりやすい名前を付けます。

『場所』はこのPremiere Proのプロジェクトファイルが保存される場所です。

ぴこ
その他の項目は基本的にデフォルトで問題ないので、OKを押します。
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Premiere Proのタイムラインパネルに素材を取り込む

坂田
このようなPremiere Proの編集画面が表示されます。
ワークスペースデフォルト画面1024
にゃんこ
このような構成になっています。
ワークスペースデフォルト画面の各名称

このワークスペース内のパネルの説明については、こちらで解説しています。

参考:Premiere Pro用語とワークスペースの名称一覧

坂田
それぞれのパネルの役割がわかるので、必要な方はそちらを先にご覧ください。

さて、最初にPremiere Proのタイムラインに編集素材を並べる必要があります。

にゃんこ
素材とは、動画ファイルや、音声ファイル、画像などのことですね。

Premiere Proでは、タイムラインに動画ファイルを並べる手順として

1:プロジェクトパネルに取り込む
 
2:プロジェクトパネルからソースパネルに表示する
 
3:ソースパネルからタイムラインパネルに取り込む

という方法もあります。

きのっこ
なんかややこしい!
ぴこ
もっとシンプルな方法がいい!

と思いますので、初心者の方は特にこちらの方法をおすすめします。(僕もメインはこの方法です)

Premiere Proでタイムラインに素材を取り込む

素材をPremiere Proのタイムラインパネルにドラッグ&ドロップするだけです。

トラックとレイヤー

このタイムラインにはレイヤーという考え方があります。

Premiere Proでよく使う用語を説明してある図ですが、トラックというものがありますね。
Premiere Pro用語一覧
映像のトラックとオーディオのトラックと2種類あります。

きのっこ
ちなみにこのトラックは、必要なら増やすこともできます。

こちらの説明図↓をご覧ください。

Premiere Proタイムラインの解説
映像のトラックは、上の階層(レイヤー)ほど優先されて表示されます。
 
一方オーディオのトラックは、どのレイヤーも同時に再生されます。
 
この例の場合、メインの動画素材の音と、BGMとして追加で取り込んだ素材が同時に流れます。
にゃんこ
というワケです。

これで編集の準備がととのいました。

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声やBGMの音量を調節する

不要な動画部分をカットする編集をする前に、声のボリュームやBGMの音量をまとめて調節しておきましょう。

音量を調節したいクリップがあるトラックのしたをつまんで下にひっぱります。(クリックを押しながら下にスライドさせます)
つまんでひっぱる
すると、このように、見やすくなります。
すると見やすくなる

『選択ツール』で音量を調節したいオーディオのボリュームのラインをつまんでひっぱり上げます。(クリックを押しながら上にスライドさせます)
Premiere Proで簡単に音量調節

するとそのクリップのボリュームが上がります。

にゃんこ
音量を下げたい場合は、逆に下げてください。

参考:音量を上げる3つの方法で更にボリュームを上げる方法

参考:徐々にゆっくり音量をあげたり、下げたりする方法

Premiere Proのカット編集

いよいよここから、Premiere Proカット編集の本番です。

不要な部分をカットして削除する作業に入ります。

坂田
基本的にはPremiere Proのタイムラインパネルで編集しながら、プレビュー再生を繰り返して、プロジェクトパネルを見て確認をするという流れになります。

プレビュー

にゃんこ
プレビュー再生とは、編集している動画が完成した場合、実際にどのように再生されるのかをその場で確認する作業のことです。
きのっこ
やり方まとめてみた。
プレビュー再生のショートカットキー

坂田
このようにショートカット機能を利用すると作業がスムーズになります。

参考:プレビュー再生の効率化のためのショートカット機能

プレビューが重い場合は、このように再生の解像度を下げるとマシになります。

プレビュー再生の解像度
にゃんこ
フル画像とあるのを2分の1にしたり、4分の1にしたりしてみてください。
坂田
プレビュー再生の画質は荒くなりますが、カクカクしにくくなります。

それでもプレビュー再生が重い場合は、こちらを参考にしてみてください。

参考:プレビュー再生が遅いならプロキシで高速化せよ

不要な部分をカットして映像をつなげる

この工程がPremiere Proカット編集のメイン工程になります。

坂田
不要な部分の映像をカットしたり、それらをつなぎ合わせたり、順序を入れかえたりして、動画の流れを完成させます。
にゃんこ
クリップをカットしたり移動したりといった操作は、基本的にツールを使います。
PremiereProのツール一覧

こちらを参照しながら操作をためしてみてください。

参考:Premiere Proの各ツールの使い方一覧

参考:Premiere Proクリップの基本操作

初心者の方はまず選択ツールカットツール以下の便利なショートカットキーに慣れてください。

坂田
ツールも種類が多いので、最初はそれで十分だと思います。
【クリップの複製の作成】
・Altキー(Optionキー)を押しながらスライドさせる
 
【選択したクリップを消去する】
・Deleteキー(Macは前方削除)
 
【リップル削除】
・Shiftキーを押しながらdeleteキー(MacはShiftキー押しながら前方削除)
(選択したクリップを削除して、なおかつ削除してできた空白をうめるようにクリップが前に詰めてくれる操作です。)
 
【直前の操作を取り消す】
Ctrlキー(Commandキー)押しながらZ

テロップを打つ

次にテロップを入力します。

きのっこ
テロップって文字のことな。

ツールのなかの横書き文字ツールか

横書き文字ツール
にゃんこ
Tのやつね。

レガシータイトルを選択して文字入力を行ってください。

レガシータイトル選択
坂田
ちなみに、フリー素材のフォントや有料のフォントを取り込んで、Premiere Proのテロップとして使用するということもできます。

エフェクトをかける

不要な部分をカットする編集がおわったら、最後に映像にエフェクトをかけます。

坂田
エフェクトとは、仕上がった映像を映画風にしたり、明るさを調節したりといった効果を追加する機能だと思ってください。
こっこ
エフェクトは音に対してもいろいろな効果をかけることができます。
にゃんこ
基本的なエフェクトのかけ方はこうです。
Premiere Proエフェクトのかけ方

このように、左下のパネルから、エフェクトを選択すると、いろいろなエフェクトが一覧で表示されます。

『エフェクト』が探せない場合は、黄色の丸でかこんでいるマーク『>>』をクリックすると、表示される項目のなかに隠れているかもしれません。

エフェクト▶ビデオエフェクトと進むと、映像に関する効果を追加するエフェクトがずらりと表示されます。

こっこ
いろいろあってようわからん!
にゃんこ
初心者は誰でも100%そういうもんよ!

ここで必要なものを選んだら、Premiere Proタイムライン上のクリップにドラッグ&ドロップします。

ぴこ
この例では適当に「カラーバランス」というエフェクトを選択して使いました。

するとそのエフェクトがそのクリップに使われた、ということになります。

ただ、エフェクトによっては、『エフェクトコントーロールパネル』で調整しないと、何も変化しないものもあります。

にゃんこ
エフェクトを使ったクリップをダブルクリックしてください。

そのあと、左上のパネルから『エフェクトコントロール』を選択してください。

するとこのような画面が表示されます。

Premiere Proエフェクトのかけ方2
ぴこ
カラーバランスと書かれた項目がありますね。
坂田
この中にある項目の数値を変えれば、それにともなってカラーバランスが変更されるということです。

一つひとつのシーンに対してエフェクトを使うのが大変という場合は、調整レイヤーというものを使ってください。

まとめてエフェクトを使う方法は、他にもいろいろあります。

参考:エフェクトをまとめて適用する方法

書き出す

にゃんこ
カット編集を終えたら、Premiere Proで書き出すということをしてみましょう。
坂田
Premiere Proではなくて、Media Encoderで書き出す方法もありますが、とりあえず基本的な流れを優先してご説明します。
Premiere Pro書き出し画面を開く

このように、書き出しの画面へと進んでください。

すると設定をする画面となります。

Premiere Pro書き出し画面
こっこ
これまた、なんか色々あって覚えるの大変そう!
ぴこ
誰でも最初はそう!
坂田
画面の見方など、こちらで詳しく説明しています。

参考:Premiere Pro書き出し設定の説明と、各SNS用にカスタマイズする方法

きのっこ
必要な設定をおえたら『書き出し』を押して終了です。
にゃんこ
これでカット編集は終了です。お疲れ様でした!
坂田
以上でPremiere Proのカット編集の基本的な流れでした☆
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