坂田
どうも、YouTubeチャンネル『PECO』でストップモーションアニメ(コマ撮り)を作っています、坂田です。
にゃんこ
このようなストップモーションアニメを作って公開しています。
主に、DragonframeとPremiere Proを使用してストップモーションアニメを作りました。
ぴこ
いろいろ調べて奮闘した結果、少なくともご紹介したようなコマ撮りアニメを作ることができるようになりました。
こっこ
これから、PECOのチャンネルで作ったのと同じ手順をご紹介させていただきます。
にゃんこ
ただし、ここで説明させていただく方法は、初心者が調べながらたどりついた、あくまで答え合わせのしていない独学の内容だということをご承知ください。
きのっこ
たとえば、あまり効率のよくないPremiere Proを使った方法などを書いているかもしれません。
坂田
コマ撮りソフトDragonframeで撮影して書き出す
まずDragonframeを起動して、コマ撮りします。
こっこ
撮影して動かす。また撮影して動かす。
ということを延々と繰り返します。
にゃんこ
すると連続して撮影された写真がパソコン内にものすごくたまっていきます。
坂田
使用カメラですが、僕の場合はDragonframeに対応しているもののなかで、できるだけ手ごろな一眼レフカメラを買いました。
手頃と言ってもやっぱり一眼レフなんで、それなりに値段はしました。
canonのEOSkissX8iという一眼レフカメラです。(レンズは追加して買っていません。)
ぴこ
坂田
僕が使用しているカメラと同時に購入した機材についてのより詳しいお話は、こちらに書かせていただきました。
にゃんこ
また、コンセントから電力を供給しつづけるコード付きのカプラーを購入してカメラに装着することで、バッテリーを取り換える必要がないようにするといいですよ。
こっこ
コマ撮りって1つのシーンの撮影に2日以上かかっちゃうと、カメラを完全に固定させておかないといけないので、途中でバッテリーを交換することができないんですよね。カメラがずれるし。
コマ撮りがおわったら、写真をDragonframeで書き出します。
Dragonframeで『ファイル』▶『連番画像をエクスポート』の順に選択します。
坂田
にゃんこ
『すべてのフレーム』と『範囲』という二つの選択があります。
コマ撮りしたシーンのすべての写真を書き出したい、という場合は『すべてのフレーム』を選択。
すべてではなくたとえば34番目の写真から49番目の写真までを書き出したいという場合は『範囲』を選択してその右の欄に『34-49』と(半角で)打ち込みます。 |
こっこ
つづいて黄色の『YouTubeサイズに合わせる』という書き込みです。
坂田
すみません。これは『YouTube動画に投稿するつもりなら』という意味ですので、そうでない方は従う必要はありません。
ただ、Twitterなどに投稿される方も考え方の部分は利用していただくといいかと思います。
話を続けます。
YouTube動画として投稿する場合、縦横のアスペクト比(縦横の長さの比率)が16:9になるよう推奨されています。
にゃんこ
Premiere Proで書き出すのですが、1080pで書き出す場合、Premiere Proの編集画面も1080p(つまり、920×1080)の写真を取り込んで編集したほうが、編集時の負担を減らすことができます。
こっこ
大きいサイズのまま写真を書き出して、それをPremiere Proの編集画面に取り込んじゃうと、編集している途中で処理が重くなってカクカクしやすくなります。
なので、実際に動画投稿するサイズの写真をこの段階で書き出しておくことをおすすめします。
坂田
僕の場合は4kの動画として投稿したかったので、3840×2160で書き出して編集しています。
また、Dragonframeでコマ撮りする際には、のちに16対9として書き出されたエリアがどの範囲になるかということを表示させてくれる機能があります。
コンポジションガイドというツールを使います。
コマ撮りの時に、このように撮影結果が標示される横の、黒くてなにもないエリアにカーソルを持っていきます。
にゃんこ
すると、コンポジションガイドというツールが標示されます。
そのなかの『アスペクト比』という項目を『16:9』に設定して、『アスペクト比マスク』という項目のつまみを操作します。
坂田
この画像では、84%にしてあります。この数値を上げるにつれて、撮影結果が表示される画面の上下の部分にあたる黒いマスクが濃くなっていきます。
にゃんこ
この黒い部分が16:9で書き出したときにカットされて見えなくなる部分なので、YouTubeに投稿するつもりであれば、そのことを踏まえてコマ撮りする必要があるということです。
さて、次はDragonframeによる書き出しが終わったあとの作業『Premiere Proによる編集作業』へとうつりましょう。
こっこ
DragonframeからPremiere Proへコマ撮り写真を移動させる
ここからはPremiere Proにコマ撮りの編集作業やらを頑張ってもらいます。
にゃんこ
まず、Dragonframeによって書き出した写真のフォルダを開けます。
使用する写真をまとめて選択して、Premiere Proのタイムライン上にドラッグ&ドロップします。
坂田
この時、あまりにたくさんの写真をShiftキーでまとめてドラッグ&ドロップすると、表示されるまでの時間が結構かかったりします。
ぴこ
あれ?かたまったかな?と思うほど、しばらく何も動かないときもしばしば。
少量づつ移動させるほうが負担がないかもしれませんね。
坂田
おっと忘れてた!
まず最初に、移動させたときにその写真1枚分の時間の長さを決定する『静止画像のデフォルトデュレーション』というものを設定しておく必要があった!
こっこ
これを短い時間に設定しておかないと、せっかくならべた写真の1枚1枚が、たとえば1秒ごとに切り替わっていったら、とてももっさりしたコマ撮り作品に仕上がってしまうよね。
にゃんこ
まあ、Premiere Proなんで、あとから1枚ごとに、長さをいろいろ微調整することはできるけどね。
坂田
ただ最初にずらっと並べる写真の長さのデフォルトの設定はしておきたいよな。
というわけで、Premiere Proの『編集』▶『環境設定』▶『タイムライン』という順にひらいてみましょう。
この画面の『静止画像のデフォルトデュレーション』という項目の数値を短くしてください。
これで写真をドラッグ&ドロップしたときのタイムライン上の長さが短くなっているハズです。
坂田
きのっこ
こっこ
1秒だと12.5枚表示されるということか。なんか中途半端やな。
さて、ドラッグ&ドロップできたら、あとは編集作業です。
にゃんこ
ぴこ
坂田
だいたいこういうことをします。
完成までの流れです。
1:写真の表示時間を一部変えたりして、違和感のない時間の流れに調える。
2:シーンの切り替わりをスムーズにする。
3:バレ消しをする。
4:明るさや色合いを調節、演出する。
5:効果音やBGMを取り入れる。
6:YouTube動画のサムネイルを書き出す。
7:動画を書き出す。
というのがおもな流れです。 |
ぴこ
坂田
いや、撮影を完了させるという所までがもう結構な道のりなのであって、あとはそんなに時間はかかりませんよ。
きのっこ
坂田
たとえばボールをジャンプさせるシーンをつくりたいとするよね。
となるとジャンプしてボールが地面から離れている瞬間の写真だって必要なワケだよね。
にゃんこ
ぴこ
坂田
にゃんこ
坂田
これをレイヤーで重ねて、針金とか粘土とか、『ボールをささえている部分』だけを消すと、あたかもボールが浮いているように見えるんだな。
ぴこ
‥なんかわかるような、わからないような。
とにかく手間がかかってるってことね。
坂田
ここでは完成までの流れを重視してご説明していきたいので、各工程については、それぞれ用意したページで詳しく説明させていただきます。
にゃんこ
以上、DragonframeとPremiere Proでコマ撮りをしてストップモーションアニメを作る方法をご説明しました。
坂田
ネットで拝見した諸先輩方の方法を参考にさせていただきながら培った内容ですが、誰かと答え合わせをしていない独学です。
にゃんこ
こっこ
Twitterなどでご指摘をいただけると、反映させていただきます。
にゃんこ
最後に、ここまでお読みいただいた方に興味のありそうな記事をご紹介しておきます。
坂田
こちら↓では、Premiere Proのエフェクト機能を使用して動画をカクカクとしたストップモーションみたいな動きにするという方法を書かせていただきました。
ぴこ
坂田
僕はこの方法を使ってストップモーション風動画を作ったことはありませんが、面白い演出のひとつではあると思うので、興味のある方はご覧ください。