Premiere Pro|振動エフェクトで文字や映像、画像を地震のように揺らす

プレミアプロで揺らす方法

にゃんこ
ゆっくり動画によく見るコレ(地震のように揺らす振動エフェクト)↑の作り方です。
坂田
こんにちは、坂田です。
今回は、Premiere Proのエフェクト機能を利用した『テロップやタイトルといった文字テキストを、地震のように小刻みに揺らす方法』についてご紹介します。
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こっこ
冒頭に登場したイラストみたいな、ああいう↑細かく揺らす演出ですね。
振動エフェクト

Premiere Proの小刻みに揺らす振動エフェクトは、動画などの映像をはじめ、テロップやタイトルといった文字だけでなく、イラストや写真といった静止画像に対しても適応させることができます。

きのっこ
映像そのものに対して振動させることができますので、地面が揺れるエフェクトとして使うこともできますね。
坂田
これからPremiere Proの以下の3つについて解説していきます。
1:(イラストや文字テキストや動画を)細かく振動させるエフェクトの作り方について。
 
2:小刻みに揺らすエフェクトを効率的に配置する方法について。
 
3:地震エフェクトをプリセットとして保存しておいて次回から手作業をショートカットする方法について。
 
4:振動させるエフェクトのプリセットを使うときの注意点。
にゃんこ
それでは見ていきましょう。
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イラストやテキストや動画を細かく振動させるエフェクトの作り方

まずは、Premiere Proのタイムラインに地震のように小刻みに揺らしたい対象を配置します。

次に、タイムライン上に置いた、タイトルなどのテキスト文字、またはイラストなどの静止画像のクリップを選択します。

ぴこ
準備が整ったら、エフェクトコントロール画面を見てみましょう。
プレミアプロで揺らすエフェクト

このように↑『ビデオエフェクト』『モーション』をご覧ください。

そのなかの『位置』の項目のパラメーターを変更します。

これを変更すると、選択したクリップのテキスト文字orイラストor動画の、画面内に表示される位置をずらすことができるようになります。

にゃんこ
位置のパラメーターを大きく変更すると激しく揺れるエフェクトになります。
ぴこ
逆に、小さく変更すると、細かく小さく振動するエフェクトになります。

ダイヤみたいなマークを置いては、少し変更し、それを繰り返していきます。

このダイヤマークの間隔が短いほど、速く揺れて、間隔が長いほどゆっくり揺れます。

きのっこ
え?この作業を延々と手作業で繰り返すの?
こっこ
めっちゃ面倒やん!さすがにPremiere Proなんやから、もっと効率のいい方法はないの?
坂田
もちろんありま~す。
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小刻みに揺らすエフェクトを効率的に配置する方法

振動エフェクト作成

ある程度、揺らすためのエフェクト効果をずらりと並べたら、それらをまとめてコピー&ペーストすることで作業を大幅にカットすることができます。

ダイヤがたくさんならんだところをまとめて選択して、altキー(optionキー)を押しながら、右へとスライドさせましょう。

坂田
すると簡単に2倍になりましたね。さすがPremiere Pro!
きのっこ
‥‥‥。
こっこ
これを繰り返すといいんですね。

まあ、わかるけど‥。

きのっこ
これでも結構面倒くさいよ? 多用する場合はさ。
坂田
そういう場合はこの方法を使ってください。

地震エフェクトをプリセットとして保存する方法

Premiere Proには、よく使うエフェクトの効果をプリセットとして保存しておく、という便利な機能があります。

エフェクトをプリセットとして保存

ご覧のようにPremiere Proのエフェクトコントロールパネルにある、『ビデオエフェクト』の『モーション』の位置にカーソルを合わせてください。

そこで右クリックを押すと、表示される項目の中に『プリセットの保存』があります。

表示させて、さらに見てみましょう。

プリセットの保存の設定

『プリセットの保存』の画面が表示されます。

ここで保存しようとするエフェクト効果のラベルとなる『名前』を付けてあげます。

坂田
とりあえず僕は『地震みたいに揺らすエフェクト』と書いておきます。

自分にとってわかりやすい名前を付けておくのがおすすめです。

決まったらOKを押してエフェクトのプリセットを保存します。

ちょっと確認してしましょう。

揺らすエフェクトをプリセット化
ぴこ
Premiere Pro『エフェクト』▶『プリセット』を選択してください。

すると『地震みたいに揺らすエフェクト』が表れています。

坂田
一応これで確認が完了できたのですが、僕の場合は、さらに使いやすいよう、一番下の『カスタムビン』に移動させて使用することがあります。

よく使うエフェクトである場合、そのほうがいいでしょう。

にゃんこ
一応これで説明は終わりですが、さいごにひとつ、大事な注意点があります。
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振動させるエフェクトのプリセットを使うときの注意点

坂田
Premiere Proでこのようなプリセット化したエフェクトには注意点があります。
にゃんこ
それがこちら!
スケール

プリセット化した振動エフェクト(画面左)をたとえば、長いクリップ(画面右)に適応させたいとします。

その際『スケール』『インポイント基準』『アウトポイント基準』という3種類の適応のさせ方を選択することになります。

それが図の右にある3つのパターンです。

図上:『スケール』は適応させるクリップのスケールに応じて、エフェクトの発動タイミングも伸縮します。
 
図中:『インポイント基準』は伸縮せず、開始のタイミングをそろえて適応させます。
 
図下:『アウトポイント基準』も伸縮せず、終了のタイミングをそろえて適応させます。
こっこ
なんか、ややこしいな。
坂田
今回のような振動エフェクトは、インポイント基準が使う機会が多いと思います。
にゃんこ
図の『インポイント基準』では、途中でエフェクトが切れてしまっていますが、原因はそもそもプリセット化するときに、それだけの長さしか作っていなかったからです。
坂田
なのでエフェクトの長さが足りないという場合は、↓このようにしておくといいでしょう。
インポイント基準

あらかじめ長めの振動エフェクトのプリセットを作っておけば、それよりも短いシーンに関しては最後まで振動し続けてくれることになります。

こっこ
なるほど!

以上、Premiere Proの振動エフェクトで静止画やタイトルを揺らす方法についてお話しました☆

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