いつの間にか恐れや不安が湧き上がってきて、心配でいっぱいになってしまったりする、ということは、多くの方に経験のあることではないでしょうか。
恐れや不安の波動を出しながら、その気持ちに基づいて行動すると、その種をまいてしまうことになり、やがてネガティブなかたちで実ってしまいかねないよね? なので、そういった波動をどう処理するか?ということも、日常を明るく過ごすためには大事な話になってくるよね? |
この原因について僕は、ざっと並べただけでも、これぐらいあるんじゃないかなと思います。
肝心なことは、原因の理解を深めることではなく、具体的にこれからどうするか?なのですから。
1:変化を避けようとする動物本能としての習性からやってくる。 普段の生活パターンから外れた行動をとろうとするときに、それを抑える働きとして不安や心配ごとが湧き上がってくる、というケースです。 基本的に突飛な行動をとるということは、集団のなかにおいては珍しい存在のハズですよね。 集団から外れた行動は、自然界では死の危険をともないます。 ゆえに人間は、興奮してやる気に満ち溢れたあとなどは、平常に保とうとするホメオスタシスなるものが働く、と言われています。 |
2:エネルギー不足である。 エネルギー不足の感覚を、ぼんやりとした不安のように解釈している場合です。 インテリア、照明が暗いものであったり、ものがごちゃごちゃしている、とエネルギーを取られる環境になっています。 本来、自分の家や部屋というものは、エネルギーを充電する環境のはずです。 自分が喜ぶようなことや自分の好きなことに時間を使っていないなと言う場合も同様です。美味しいものを食べるなど、久しぶりに自分にご褒美をあげてみてはどうでしょうか。 |
3:栄養不足である。 これもエネルギー不足の話ですが、肉をバリバリ食べて、顔のツヤがいいのに、家に引きこもってエネルギーのない状態である、というのは考えられません。 ひ弱なエネルギーのヒトは、小食で野菜しか食べない人が多いと言います。 そもそも「肉食バリバリ」で「ひ弱」って似つかわしくありませんよね。 ソレが似つかわしくない人にソレは起こらないという法則がありますから、まあともかく「ソレに似つかわしくない行動をとる」というのも一つの対策なのではないでしょうか。 |
4:エネルギーが余っている。 自身が変化しようとして、エネルギーが上がった時に、潜在意識がエネルギーを下げようと働きかけている場合。 心配や不安を考えることにエネルギーを使わせようとする、ということもあります。 |
5:膨大な過去世からの記憶(潜在意識)による影響。 今回はこのことについて書いていきます。 |
どうでしょうか?
ごちゃごちゃと並べ立てたので、複雑だなあという印象を持たれた方もいるのではないでしょうか。
まずすべてに共通する対策というか、考え方として、このようなことが言えるかと思います。
この感覚を持ってあげるということです。
その逆はこうなります。
この感覚だと、問題を抱えている自分がまた問題みたいになってしまって、さらに重荷を感じてしまいます。
『不安な状態にいる自分』を許してあげる。
これってナチュラルなんだよ、と言ってあげる。
僕自身の経験においても、これだけでもいくらか不安を軽減してくれる効果はあると思います。
ここでちょっとスピリチュアルな著書を多数執筆しておられることで有名な、斎藤一人さんのご意見とアドバイスをうかがってみましょう。
斎藤一人さんはそのご自身の著書のなかで
ということを、おっしゃっています。
ただ、あんまり心配しすぎりすると、動けなくなったり、病気になったりしてしまうこともあると言います。
じゃあ、どうすればいいのか?
心配したり、恐れや不安が出てきた時には、こう言うといいそうです。
あるいは
これはつまり、湧き上がってくるマイナスの感情に対して、プラスのラベルを貼ってあげるということですね。
不安や心配は潜在意識から過去の記憶から上がってきたもの
不安や心配というものは、潜在意識から過去の記憶が上がってきたものだから、火山のマグマのように時折、顔をのぞかせたりします。
だから、そういったネガティブな感情が湧き上がってきたときには、『プラスのラベル』を張り付けて潜在意識に返してあげることが大事なのだそうです。
そのようなことを繰り返しているうちに、必ず不安は感じなくなりますよ、と斎藤一人さんは言っています。
また、恐怖や不安、心配の気持ちにとらわれていると、良いほうのひらめきとかがキャッチできにくい状態になってしまいます。
フロントガラスが汚れたまま、道を走っているようなものです。
ただ、それって一度に拭き取れるものじゃなくて、何度も言葉を繰り返すことで、少しずつ少しずつ、きれいになっていくものです。
湧き上がってくるものは、しょうがない。
感じてしまうものは、しょうがない。
思ってなくてもいいから言葉に出してみる。
こんな感じで気楽に歩んでいくのがいいかと思います。
そもそも、親や周りの人たちから、自分が思ってもいないような言葉を浴びせられ続けて潜在意識がつくられてきました。
だったら、今の自分が思ってもいないような言葉でも、今度は自分にかけ続けてあげてもいいと思いませんか?
思っていなくても口にする。
こんなふうにして、なんどもペンキを塗るように、気長に繰り返していくゾというちょっとした覚悟が大事だと思います。
以上、スピリチュアルな切り口でお話してきましたが、ここで視点を変えて、スピリチュアル以外の表現を使うなら、この話は『思考の癖を習慣化させる』ということでもあります。
不安になってしまう思考の癖
習慣って大別すると、行動習慣、身体習慣、思考習慣と3種類あり、この話にあてはまる思考習慣は、変わるまでにだいたい6か月の期間を要する、と言われています。
習慣である以上、これまでの状態に引き戻そうとする習慣引力なるものが働きますから、何度ももとの状態に戻ったとしても自分を責めないで、淡々と繰り返していければいいんじゃないでしょうか。
特におすすめなのは、安心の波動を出している人に囲まれた環境にいようとすることですね。
必要以上に不安がらない、心配しない人というのは安心の波動が出ています。