僕は、空を飛ぶ夢、というものをよく見る。
特に浅い夢、においてその頻度は多い。
スピリチュアル本には何と書いてあるのだろうか?
江原啓之さんの著書『もっと深くスピリチュアルを知るために』によれば、おおよそ次のような意味のことが書いてある。
‥だそうだ。
ちなみに江原さん曰く、夢には3種類あるのだそうだ。
3種類の夢
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夢には、肉の夢、魂の夢、霊の夢、という3種類の夢がある。 先程の『思いぐせ』による夢というのは、魂の夢のことである。 肉の夢は、睡眠中に感じる身体的な感覚(空腹、体勢、尿意、温度、布団の重さ)から見る夢のこと。 霊の夢は、魂が故郷に里帰りしている時に見る夢のことであり、深い眠りができている時に見るらしい。 魂はそこで、これからの人生の帰路についてのアドバイスをもらったり、エネルギーをチャージしたりと、まあいろいろとしているらしい。 だから、人生が大きく転換するその前触れとして、やたらと眠ってしまう時期が来たりするというのだ。 魂が故郷に帰るとき、その時の魂がどういう状態か、によって、居心地の良い上層階にいけたり、下層に行ってしまったりするのだという。 上層部と下層部では、居心地の良さがまるで違うという。 |
魂は、自らの波長(魂の状態や成長の度合い)によって、いる場所が自然と決まる、というのは、あの世におけるルールらしい。
湯船の上層部にたまったお湯だけあったかくて、逆に、底のあたりが冷たかったりする。‥という経験はないだろうか。
あったかいものは上昇していって、つめたいものは落ちてゆく。
これすなわち自然の摂理である。
どうやら魂もあたたかいものは上にあがったりして
自らにふさわしい温度の層へと自然と落ち着くという。
そこで勝手に助け合ったり、苦しめあったりする、というのである。
というわけで、なにも鬼や妖怪がいなくとも、勝手に地獄は成立する、という話である。
肉の夢、魂の夢、霊の夢というのは、ブレンドして見ることもあるという。
熟睡している時には、霊の夢を見やすく、しかも覚えていないことが多い。
確かに、浅い夢はかなり鮮明に覚えていることもよくある。
僕はどちらかというと浅い夢が好きだ。
浅い夢であれば、意識が割とはっきりしているので
と、気が付く事が多い。
そうなれば、目覚めまでの残された時間を結構楽しめたりする。
イメージを集中させると、空を飛ぶことも結構簡単にできる。
また、浅い夢で、割と意識がハッキリしているときは、モノクロではなくカラーの世界を探索できる事が多い。
するとジブリ映画の『耳をすませば』に登場したような、虹色の雲の似合う青空が出てきてくれる。‥ことが多い。
ときには、真っ暗になって、落ちているような、飛んでいるような、天地の感覚がわからなくなるときもある。
このように、イメージの反映される結果がまちまちなのも面白い。
青い空を飛びたいとイメージする。
するとすぐに実現する場合もあるし、時間がかかって反映されてくる時もある。
まったく飛べずに、逆に落ちている夢に突入していることだってある。
江原さんの話の通り、寝ている時体勢や居心地によって、影響を受けている、ということももちろんあるだろう。(肉の夢のブレンド)
あとは、イメージを集中しているようでいて、じつは全く逆の未来を意識している、ということもあるだろう、と思った。
つまり、空を飛ぶイメージ、ではなくて
落ちたらどうしよう、といったように
落ちているイメージが強く働いているというケースである。
空を飛びたいイメージが+5 だとして
落ちたらどうしようイメージが-8 だとしたなら
+5-8=-3
というように、望まざるイメージが勝ってしまうのかもしれない。
これって『引き寄せの法則』に通じるものがあるな、と思った。
引き寄せの法則
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望もうが望むまいが、人はイメージしたものを引き寄せてしまう、というのは、『引き寄せの法則』が好きな方にとっては有名な話である。 ただあれは夢の世界ではなく、現実で何かの実現を望む場合にむけて書かれたものであるが、夢と現実とでは決定的に違うことがある。 夢の世界ではイメージすれば、焼肉だろうがドラえもんだろうが、出てきてしまう。 ただ、この現実では、焼肉を食いたければ、焼肉屋に行くか、買い物に行かなければいけない。 つまり、イメージした種を実らせるために、具体的に行動をしなければいけないのだ。 それも、イメージするときは○○は嫌だ、という注文の仕方ではなく。 ○○を望む、というように ○○の部分に望む未来が入るように注文することだ。 もっと言えば、○○を実現したい。ではなく。 ○○を実現しました。というように 過去形でイメージすることである。 ○○を実現したいんです。と注文してしまうと、宇宙はYesしか返答できないので こっこ
そうだよね、君は○○を実現したい、と望むような状況だよね。
○○を実現したいんです!と言いたくなるような状況を引き寄せてしまう、という訳である。 |
夢占いが好きな方への注意点
脱線してしまったが、最後に大事なことを書いて終わりにしたい。
空を飛ぶ夢の意味について、単純に楽しむために興味を持って調べるというのであれば何も言うことはないが、
たとえば夢占いなどに、依存するほどどっぷりハマってしまって
といったことになっている方であれば以下のことをお伝えしたい。
スピリチュアルなご著書を数多く発表されている斎藤一人さんは、夢占いで気を付けなければいけないことについて、このようなことを述べられていた。
それよりも、潜在意識にどんな言葉が入ってしまうか、ということのほうが重大なんだよ。
ろくでもない占い師は、大抵、脅かすんだよ。
いいかい?
出会う人、目の前の人にむかって、一体何を言えば安心するかを考えるんだよ。
それはつまり、こういうことである。
なので、人から脅かされて、勝手に信じていることのほうがバカバカしいと気が付きなはれや!
ということである。
夢占いと潜在意識
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普段から自分にかける言葉や、セルフイメージは、潜在意識(およびその奥の超意識)に強烈に作用する。 人から言われて信じた言葉も同様である。 占いというのものは、あくまで自分が主導権を持って生きていくために活用する道具にすぎない。 道具に振り回されてはいけないのである。 そもそも夢占いに限らず、占いというのは、手相、人相、方位、など様々にあって、それぞれが別々の結果を示すことがほとんである。 そしてそれは総合トータルで見なければならないと美輪明宏さんも言っている。 |
おわかりであろうか?
よって、一つの占いに盲信して、どっぷりと依存してしまってはマズいのだ。
ただ、それよりも、僕たちは幸運にも頭脳と身体を与えられました。
頭というのは、五十音の始まり、つまり言霊的にすべての始まりである『あ』がたまって出来たものであり、それを活用しさえすれば、それこそあらゆることを始めることができるのです。
頭を使うことを放棄して、占い師の言われたことを聴き続けているとどうなるか。
神様に与えてもらった、頭を使うことを放棄すると、このようなことにもなりかねない。
この分野は、圧倒的に魑魅魍魎(ちみもうりょう)の割合が多いというのが正直な印象ですので、あえてこれくらい強く表現しています。
偽物は、霊の世界が主役。
本物は、現実に生きるあなたが主役。
ではないでしょうか。
あくまで夢占いやスピリチュアルなお話というのは、あなたがこの現実で主導権を持って生きていく上で活用していく単なる道具であり、ナビゲーションにすぎません。
誰かからもらったありがたいお言葉やモノだけで人生が好転するという考えがもしもあるのなら、(仮にそういったことが実際にあるのだとしても)その考え自体が『依存』という種をまいてしまっているということに気が付いてほしいと思います。
天は自ら助くる者を助く。という言葉の通り、
具体的な行動によって、自分で自分を助けてあげようと動き出した人を天は応援してくれるのだと思います。
1:空を飛ぶ夢、ということの暗示しているものは、自由になりたい、という願望の現れである可能性がある。 2:夢占いが当たる当たらない以前に、占いを受けたことで、潜在意識にどんな言葉が入ってしまうか、ということの方が重要だ。 3:夢の意味、について調べて楽しむ分にはいいけど、スピリチュアルなお話は、あくまで現実を生きるあなたが主体的に生きるために活用するナビゲーションですぞ。決して霊の世界が主役にならぬよう。 |