今回は、この便利な機能をご紹介すると同時に、
YouTube動画のオープニングや、動画が再生されてから最初の数秒で、
離脱されないように工夫する作り方がいかに重要かということについて、
お話していこうと思います。
よく動画は最初の10秒が大事ということが言われています。
(5秒とか、30秒とか言われたりもしますが)
基本的に僕は、漫画を描いているという経験も若干ありますので、
最初の数秒が大事、ということはそれはそれはよくわかる話です。
というのも、漫画というのは、当たり前ですが、
読者を引き付ける工夫をしていく必要があります。
特に、名もなき作者による初掲載などは、
最初の数ページにおいて(もしくは最初の1ページ目において)
という判断を下されてしまわないためにも、
とにかく読んでもらうことを考えなければなりません。
というワケで、YouTube動画において、初投稿の自己紹介動画や、
初めての視聴者さんが閲覧してもらえる可能性のあるすべての動画は、
基本的に最初の部分で飽きさせない工夫を考える
ということは当然の話になります。
YouTube動画の最初の数秒を具体的に分析してみよう☆
‥いかがであろうか。 開始20秒くらいは、視聴者をくぎ付けにできるのではないだろうか。 |
ちょっとここで、このYouTube動画の離脱率(視聴者維持率)を見てみましょう。
表示される画面の下に、すでに投稿した動画のリストがズラリと表示されるので、視聴者維持率を調べたいYouTube動画をクリックします。
すると‥
これは、視聴者がYouTube動画の閲覧をどこで離脱したのかを知ることができる目安になります。
『絶対的な視聴者維持率』と『相対的な視聴者維持率』と二つあって、それぞれへ表示の切り替えが可能です。
現在ご覧いただいているのが『絶対的な視聴者維持率』で、例えば50パーセントというラインの部分を示していたなら、動画を見始めた視聴者の半分がその瞬間に見ている、ということになります。
対して『相対的な視聴者維持率』は、他の動画と比較して、平均よりも見ている割合が多いのか、それとも少ないのか、という平均的な動画と比べた評価を見ることができます。
それがコレです。
平均よりちょこっと上がっている部分を観察すると、『視聴者が求めている動画』を考える、いい勉強になるのではないでしょうか。
次に、これをご覧ください。
これは、カレンダーを作る企画の8月編なのですが、さっきの2月編と比べて、すこし離脱がゆるやかになった印象です。
おそらく、シリーズの最初のほうから、継続して見ていただいている方の影響があると思われます。
これは『絶対的な視聴者維持率』なのですが『相対的な視聴者維持率』もご覧ください。
この動画を下ろしている段階では、まだチャンネル登録者数は恐ろしいほど少ないです。
ですので、継続して見ていただいているファンの方ばかりでなく、初めてこの動画に出会った方が比較的多い状況でのデータの傾向を表していると考えていいでしょう。
『絶対的な視聴者維持率』では動画の冒頭の部分では下がっていたグラフが、『相対的な視聴者維持率』では横ばいになっていますね。
つまり、
ということが読み取れると思います。
特にオープニングが無駄に長いとか、絶対にやってはいけませんね。
というワケで、今回は「YouTube動画の最初の数秒にたいして、離脱を防ぐための工夫がいかに重要か」というお話をしました。
それではまた、次回お会いしましょう☆
さようなら~☆
追伸
今回、離脱を防ぐという実に細かいことをお話いたしましたが、それよりも超重要なのは、とにかく量を投下するということだと思います。
僕はまだまだ更新頻度は多いほうではありませんが、細かいテクニックを考えるよりも、コンテンツの量がたくさんたまって、入口がたくさんできたらば、自然とファンもつきやすくなる、という基本のほうを意識したほうが絶対に良いです。
もちろん美は細部に宿るといいますし、微差の積み重ねが大差になるのは確かなことではありますが「コンテンツ量があるということが大前提である」ことはお分かりいただければと思います。